スクリーンショット。クリックで拡大します。






Cross-Riders バージョン v0.5
13MB 2minute


■作品について■

この作品はウェービーアワードに間に合わせて
締め切り1ヶ月前くらいから構想を始めたオリジナル作品です。
 スキーとかスノーボードをモチーフとした疾走感溢れるムービーというのがテーマです。

なぜスキーかと言うのは製作メンバーがみんなスキー・ボード好きなので、 モーション作成なども
スムースに行きやすいということと、 好きなものならば興味を持ち続けたまま集中して製作できると
思って選びました。
あとスピード感を表現するのに適していたと言う理由もあります。
おおまかな内容としては、上空のすごく高いところにコースのようなものがあって、
敵と3人と味方3人で競争しながら戦う、みたいな感じです。

で主人公達は戦ってる最中なのにエアーとかトリックとかを決めてしまうカッコつけた奴ら、というイメージです。
コンセプトの1つに、高さの表現というか、高いところから下を見たときの怖さの表現、みたいなものもあります。
ライド的主観視点はどの作品においても必ず考慮しています。

完成したムービーを身内に見せたら、舞台が「ドリキャスのソニックに似ている」と指摘されたのですが(笑)
ゲームをやったこと無いので、偶然というか、まあありきたりな素材ということですね。

当初の作品のコンセプトとしては、ストーリーはまったく無しにしてメガデモみたいに
音楽と気持ち良い映像がシンクロしたものを作りたいと思ってそういう方向で考えていたのですが、
作品を作っていくうちになんとなくあらすじもわかったほうがいいかもしれないなぁ、と、
コンセプト自体が明確にならないままつくりすすめてしまったいせいで、ストーリーもわからなければ、
気持ち良い映像も少ないという中途半端な作品になってしまったのがちょっと失敗した点です。

ただライティングと質感、全体の色、とかは結構気に入っています。
BGMも、フォルクローレ風ダンス?みたいな感じが気に入っています。

思ったよりも時間が取れなかったので(下準備1週間、アニメーション2週間)
ムービーの完成度としては50%くらいです。
なのでムービーはバージョン0.5となっています(笑)。
もっといろいろな場面でいろいろなアクションをさせたかったと思っています。
せっかく敵がいるのに、敵とのからみがあんまりないとか、
キャラクターの表情をつけるとかをやりたかったです。
登場キャラの種類も企画段階ではもっとあったのですが、時間の都合で割愛してしまいました。

あとボードなどが地面に接するときの火花なり、煙なりを表現するはずだったのですが、
エフェクト作成に予想以上に手間取ってしまったので、ある1カットを除いてこのエフェクトは入っていません。
原因としては、「キャラクターの移動速度が速すぎた」ということがあります。

主人公の3人の動物キャラクターは、前作「アトミック・ナックルズ」の
オブジェクトを改良して使っています。
主に質感に対して、フレネルとガファーをふんだんに使うことによって贅沢な質感にしました。
最近自分か気に入っている使い方としては、
サーフェイスをエッジに行くにつれて明るくしていくという方向です。
反射率や、ディフューズを高くしたり、ルミナシティーにも使ったりすると、
オブジェクトにバックライトを当てているような効果になり、存在感を強調できます。
最近ライティングもバックライトを強めにするのが自分の中で流行っていまして、
今回のムービーも全編ほとんどそんなライティングになっています。



■MOVIE STAFF■

キャラクターデザイン
鹿間 大蔵

モデリング/キャラモーション
高石 健作

シーン総合/モーション/ディレクション
青山 敏之








■その他のSATIF作品■



==ATOMIC KNACKLES==




ATOMIC KNACLES CHARACTERS!

女の子(名称未定)

明るくてみんなのアイドル的存在。 特にビッツと仲が良い。
ヴォルフ

ストイックで冷静沈着、肝心なところで決めて見せる頼れる格闘家。
手足がゴムの様に伸び変幻自在な技を持つ。
ビッツ

三匹の中でリーダー的な存在であり、陽気なムードメイカー。
ローラーブレードをはいて疾風の如く走り抜ける。
メカに強く、リュックやスティックには様々な武器が仕込まれている。
ジスティ

スマートでキザでクールな完璧主義者。
その翼で空を駆け巡り、雷やレーザーを発する事が出来る。







==RAPIT==










■作品について■

雑誌「MdN」 1998 4月号〜6月号連載記事

(c)1998 S.A.T.I.F.

ムービー製作 S.A.T.I.F. 
連載記事 青山敏之

MdNで去年1998年の4月号から6月号まで、3回にわたって連載された
「3Dマスターへの道」 というコーナーで キャラクターアニメーションの解説記事に
使用したキャラクター「ラピット君」です。
「動かしやすく、キャラアニメ解説向きにとにかくシンプルに」、
というコンセプトの元にデザインされた、機能性重視のキャラクターです。
デザインよりも、どちらかというと使い勝手優先。プリミティブに近い形で形成されています。
MdN付属CD-ROMに、毎月オブジェクト、シーン、ムービーデータを付属し、
TIPS解説がわかりやすくなるようにしました。
ここでは、そこで使用した静止画と動画を紹介します。